4月, 2025年
五月病とは?原因と対策、鍼灸整骨院でできるケアとセルフケア法
【春の終わりにやってくる心と体の不調】五月病とは?原因と対策、鍼灸整骨院でできるケアとセルフケア法
新年度の始まりである4月を過ぎ、ゴールデンウィークが明けたころ。「なんとなくやる気が出ない」「朝起きるのがつらい」「体がだるい」など、心と体に不調を感じる方が増えてきます。そんな時期に多く聞かれるのが「五月病(ごがつびょう)」です。
実はこの五月病、放っておくと心身のバランスを崩し、仕事や日常生活に支障をきたす可能性もある厄介な不調です。今回は、五月病の正体と原因、鍼灸整骨院でのアプローチ方法、そしてご自宅でできるセルフケアまで詳しくご紹介していきます。
◆ 五月病とは?その正体と背景
五月病とは医学的な正式名称ではなく、新しい環境に適応しきれず心身に不調が現れる状態を指します。特に4月から環境が大きく変わった方に多く見られます。
よくある症状
-
気分の落ち込み
-
イライラや不安感
-
集中力の低下
-
不眠や寝つきの悪さ
-
食欲不振
-
胃腸の不調、頭痛、肩こり、腰痛などの身体症状
なぜ「5月」に起こりやすいのか?
春は進学・就職・異動・引っ越しなど、人生の大きな転機が多い季節です。4月は新しい環境に期待と緊張を抱えて頑張りがちですが、ゴールデンウィークを境に心と体の緊張が一気に緩み、「燃え尽きたような状態」に陥ることがあります。
また、春は寒暖差・気圧の変化・日照時間の変化・自律神経の乱れなど、身体的にもストレスがかかる季節です。こうした心身のストレスが合わさることで、五月病が引き起こされるのです。
◆ 鍼灸整骨院でできる五月病へのアプローチ
「五月病って整骨院でみてもらえるの?」
そんな疑問を持つ方もいらっしゃるかもしれません。実は、鍼灸整骨院では、五月病による自律神経の乱れや筋肉の緊張、血流不良などに対して非常に効果的なアプローチが可能です。
鍼灸施術による自律神経の調整
五月病の主な原因は、自律神経のバランスの乱れです。自律神経は交感神経と副交感神経からなり、体の活動と休息のリズムを調整しています。
ストレスや生活習慣の乱れでこのバランスが崩れると、睡眠障害・胃腸の不調・イライラ・だるさなど、さまざまな不調が現れます。
鍼灸では、ツボ(経穴)を刺激することで神経系やホルモン系に働きかけ、自律神経の調整を行います。
五月病に効果的なツボ
-
百会(ひゃくえ):頭頂部のツボ。精神安定に効果あり
-
内関(ないかん):手首の内側。不安・吐き気・動悸に有効
-
足三里(あしさんり):膝下外側。胃腸機能・疲労回復に有効
-
神門(しんもん):手首の小指側。不眠・緊張緩和に効果的
症状に応じてこれらのツボを中心に施術し、心と体の回復力を引き出すことを目指します。
整体による筋肉・骨格の調整
五月病になると、肩こりや頭痛、背中の張りなど身体症状も多く見られます。これはストレスが筋肉の緊張を引き起こしているためです。
整体では、
-
背骨や骨盤の歪みを整える
-
呼吸がしやすくなるよう胸郭をゆるめる
-
肩甲骨や首回りの緊張を解く
といった手技を行い、血流・リンパの流れを促進し、緊張した筋肉と神経をリラックスさせます。
温灸・カッピングで心と体を温める
東洋医学では「気血(きけつ)の巡り」が健康のカギとされています。五月病はまさに「気の滞り」と「冷え」によってバランスが崩れた状態ととらえることができます。
-
温灸(お灸)で腹部や足元を温めて気血を巡らせる
-
カッピング(吸い玉)で血流と老廃物の流れを改善する
これらの施術は、自律神経のバランスを整えつつ、体を内側から温めて回復力を高める効果があります。
◆ 自宅でできる!五月病対策セルフケア
ご自宅でもできる五月病対策をいくつかご紹介します。日々の小さな習慣が、心身の健康を守る第一歩になります。
1. 日光を浴びる(セロトニン活性)
セロトニンは「幸せホルモン」とも呼ばれ、感情や自律神経を整える働きがあります。朝起きてすぐにカーテンを開けて日光を浴びる習慣をつけましょう。
♂️ 2. 軽い運動・散歩を取り入れる
1日15〜30分の散歩やストレッチなど、無理のない範囲で体を動かすことが、精神の安定に非常に効果的です。
️ 3. 栄養バランスの良い食事を
特にビタミンB群・マグネシウム・たんぱく質は、神経の働きを助ける栄養素です。コンビニ食ばかりにならないよう注意し、温かい手料理や和食を心がけましょう。
4. 入浴でリラックス
シャワーだけでなくぬるめのお湯(38〜40度)に15分ほど浸かることで、副交感神経が優位になり心身のリラックスが促されます。
5. 考えすぎない、無理しない
完璧を目指さず、「疲れているときは休む」ことも自己管理。自分に優しく接することが、回復への近道です。
◆ 鍼灸整骨院での通院タイミングと目安
五月病は「放っておけば治るだろう」と思われがちですが、長引くと慢性的なうつや自律神経失調症につながることも。
以下のような場合は、お早めにご相談ください。
-
2週間以上不調が続く
-
朝がつらくて起きられない
-
理由もなく涙が出たり不安になる
-
身体症状(胃腸の不調、頭痛、肩こりなど)が続いている
◆ まとめ:五月病は心と体の「疲れのサイン」
五月病は、心と体のバランスが崩れた状態からくる**「警告ランプ」**です。
「頑張りすぎていませんか?」 「ちゃんと、休めていますか?」
そんな自分からのメッセージを受け取って、今こそ自分を労わる時間を持つことが大切です。
鍼灸整骨院では、症状だけでなく「人そのもの」を見て施術を行います。あなただけの体調や生活リズムに合わせたケアをご提案いたしますので、安心してご相談ください。
当院では、五月病ケアにも対応した施術メニューをご用意しております。
ご自身の身体と心の声に耳を傾け、必要なケアを取り入れていきましょう。
皆さまの健康と笑顔を、私たちは全力でサポートします!
三国ケ丘鍼灸整骨院
鍼灸師、柔道整復師
西本峻明
お電話、メールでのご予約、ご相談はこちら ↓
突然の激痛「ぎっくり腰」…原因・対処法・予防まで徹底解説!〜鍼灸整骨院でできる施術とセルフケア〜
【要注意!】突然の激痛「ぎっくり腰」…原因・対処法・予防まで徹底解説!〜鍼灸整骨院でできる施術とセルフケア〜
朝起きて体をひねった瞬間、重いものを持ち上げた瞬間、「ピキッ」と感じた激痛——それが“ぎっくり腰”です。医学的には「急性腰痛症」とも呼ばれるこの症状は、年齢・性別を問わず誰にでも起こり得る突然のトラブル。
「動けないほどの痛みで不安」「湿布だけで本当に大丈夫?」
そんな方のために今回は、ぎっくり腰の原因や予防法、鍼灸整骨院でできる施術、自宅でのセルフケアについて詳しくご紹介します。
◆ ぎっくり腰って何?なぜ突然起こるの?
ぎっくり腰とは、急激に発生する腰部の激しい痛みを伴う症状の総称です。欧米では「魔女の一撃(witch's shot)」とも言われるほど、突然強烈な痛みに襲われます。
主な原因
ぎっくり腰の原因は1つに絞れないことが多く、複数の要因が絡み合っています。
-
筋肉や靭帯の急な損傷
-
関節(椎間関節)への過負荷
-
腰椎周囲の炎症
-
日頃の姿勢の悪さや運動不足
-
ストレスによる筋緊張
-
冷えによる血流不全
特に「不意の動作(体をひねる・重いものを持つ)」がきっかけとなって発症することが多いです。
◆ 鍼灸整骨院でのぎっくり腰施術とは?
当院では、ぎっくり腰の急性期から回復期、そして再発予防までを一貫してサポートしています。
急性期(痛みが強い時期)の施術
ぎっくり腰発症から約3日間は、「炎症期」と言われ、無理なマッサージやストレッチは禁物です。当院ではこの時期、
-
アイシング(冷却)
-
炎症を鎮める特殊電気治療
-
負担のない体勢での局所施術
-
患部をかばう筋肉への優しい調整
を行い、痛みの軽減と炎症の抑制を目的とした施術を行います。
鍼灸による痛みの緩和と自然治癒力の活性化
鍼灸は、ぎっくり腰のような急性症状に非常に効果的です。
-
局所の血流改善
-
筋肉の緊張緩和
-
炎症反応の抑制
-
自律神経の調整による回復促進
ツボを的確に刺激することで、鎮痛効果や自然治癒力の活性化を図ります。
特におすすめのツボ:
-
腰腿点(ようたいてん)
-
腎兪(じんゆ)
-
大腸兪(だいちょうゆ)
「鍼は怖い…」という方には、刺さない鍼や温灸も用意しておりますのでご安心ください。
回復期(痛みが落ち着いてきた時期)の整体・矯正施術
ある程度痛みが落ち着いた後は、腰椎・骨盤のバランスを整える施術を行います。
-
骨盤の歪み調整
-
腰椎の可動性改善
-
筋膜リリース
-
姿勢や歩き方の改善指導
この段階でしっかりケアをすることで、再発を防ぎ、根本改善につながります。
◆ ご自身でできるぎっくり腰セルフケアと注意点
発症初期(24〜72時間以内)の対処法
-
無理に動かさない(安静第一)
-
患部のアイシング(氷で15〜20分)を1日数回
-
コルセット着用で腰を保護
痛みが激しい場合は、横向きで軽く膝を曲げた「胎児のような姿勢」が楽なことが多いです。
⚠️温めるのはNG!
痛みが出てすぐの段階では炎症が起きているため、温めると悪化することがあります。
♨️ 回復期(発症から3日〜1週間以降)のセルフケア
-
ホットタオルや入浴で血流促進
-
腰部周辺のストレッチ(痛みがなければ)
-
簡単な体幹トレーニング
例:腰に優しいストレッチ
-
仰向けで片膝を胸に抱える(左右各10秒ずつ)
-
四つん這いで背中を丸めたり反らせたり(キャット&カウ)
体幹を鍛えることで再発予防を
ぎっくり腰は「繰り返す」ことが非常に多い症状です。根本的な予防にはインナーマッスル(体幹)を強化することが大切。
自宅でできる簡単体幹トレーニング
-
ドローイン(お腹をへこませて10秒キープ)
-
壁に背をつけて立つ姿勢トレーニング
-
足上げ腹筋(無理のない範囲で)
◆ ぎっくり腰のよくある質問(Q&A)
Q:マッサージや整体はすぐに受けていいの?
A:発症直後はマッサージや強い刺激は逆効果です。まずは痛みを抑えることが先決。当院ではその時期に適した安全な施術を行っています。
Q:整形外科と鍼灸整骨院、どっちに行けばいいの?
A:骨折や椎間板ヘルニアなどが疑われる場合は、整形外科での画像診断が必要です。ただし多くのぎっくり腰は筋・筋膜性の問題であり、鍼灸整骨院での施術が非常に効果的です。
Q:予防するにはどうしたらいいの?
A:日頃の姿勢・生活習慣・筋力バランスがポイント。特に「長時間同じ姿勢」「運動不足」「冷え」には注意が必要です。
◆ 最後に:ぎっくり腰は、しっかりケアすれば怖くない
ぎっくり腰は確かに辛い症状ですが、正しい対応をすれば短期間で改善しやすく、予防も可能なものです。
放置せず、専門家のケアを受けることで回復が早まり、再発もしにくくなります。
当院では、ぎっくり腰に特化した施術メニューを用意しています。
痛みの出方・ライフスタイル・お身体の状態に合わせて、オーダーメイドで対応いたします。
「動けなくて困っている…」
「クセになって何度も繰り返している…」
そんな方は、ぜひ一度ご相談ください。
あなたの腰と日常生活を、私たちが全力でサポートします!
三国ケ丘鍼灸整骨院
鍼灸師、柔道整復師
西本峻明
お電話、メールでのご予約、ご相談はこちら ↓
産後の骨盤矯正で心も身体もスッキリ!
【産後ママ必見】産後の骨盤矯正で心も身体もスッキリ!〜鍼灸整骨院でできる施術とセルフケア〜
出産という大きなライフイベントを乗り越えたママの体は、目には見えないけれど大きな変化を遂げています。特に「骨盤」は、妊娠・出産を通して開き、歪みやすくなる部分。放っておくと、腰痛や尿漏れ、体型の崩れなど、様々な不調を引き起こす可能性があります。
そんなママたちの強い味方が、鍼灸整骨院での「産後の骨盤矯正」。今回は、「なぜ産後に骨盤矯正が必要なのか?」「鍼灸整骨院でどんな施術が受けられるのか?」「自宅でできるセルフケアは?」といった内容を、分かりやすくご紹介します。
産後の体はどう変化しているの?
出産を終えた女性の身体は、表面的には元に戻っているように見えても、ホルモンの影響や筋力の低下、骨盤のゆがみが残ったままの状態です。
骨盤が開いたままだとどうなる?
-
腰痛・股関節痛・恥骨痛
-
尿漏れ・便秘
-
肩こり・頭痛・疲れやすさ
-
下半身太り・ぽっこりお腹
-
姿勢の悪化や猫背
これらの症状は、骨盤の歪みや不安定さが関係していることが多く、特に抱っこや授乳といった日常的な育児動作によって悪化しやすい傾向にあります。
❓ 産後の骨盤はなぜ歪むの?
妊娠中、赤ちゃんを育てるために「リラキシン」というホルモンが分泌され、関節や靭帯がゆるむことで、骨盤が自然と開きやすくなります。出産時には赤ちゃんが産道を通るためにさらに骨盤が開き、産後しばらくはそのまま不安定な状態が続きます。
しかし、産後数ヶ月以内にきちんとケアをすることで、骨盤は元の正しい位置へ戻りやすくなるのです。
産後の骨盤矯正、いつから始めるべき?
一般的に、産後2ヶ月以降〜6ヶ月までが骨盤矯正を始めるベストタイミングとされています。これは、骨盤がまだ柔らかく、整えやすい時期だからです。
ただし、帝王切開などで体の回復に時間がかかっている場合は、医師と相談のうえ、無理のないタイミングで始めることが大切です。
鍼灸整骨院でできる産後の骨盤矯正施術とは?
当院では、産後のママが安心して通える・効果を実感できることを第一に考え、以下のような施術を行っています。
骨盤矯正(整体)
やさしい手技によって骨盤の位置を整え、骨盤周辺の筋肉や靭帯のバランスを調整します。ボキボキと音を鳴らすような強い矯正ではなく、身体に無理のない、ソフトで安全な方法でアプローチ。
矯正と同時に、以下のような効果も期待できます。
-
姿勢改善
-
腰痛・股関節痛の緩和
-
下腹部の引き締め
-
肩こり・頭痛の軽減
鍼灸施術による自律神経・ホルモンバランス調整
出産後は、自律神経やホルモンバランスの乱れから、イライラや不眠、倦怠感を感じやすくなります。
そこで、鍼灸によって経絡やツボを刺激することで、内臓機能や精神的なバランスを整えます。特に産後は「脾・腎・肝」の働きが弱まりやすいとされており、これらをサポートするツボへの施術が有効です。
体幹トレーニング・リハビリ指導
骨盤を整えるだけでなく、骨盤周囲を支えるインナーマッスル(体幹)を鍛えることも重要です。当院では、初心者でも無理なくできるトレーニングや、家でできる簡単な体操も丁寧に指導します。
ご自宅でできる産後セルフケア
鍼灸整骨院での施術と並行して、自宅でできるセルフケアを取り入れることで、より早い回復が期待できます。
♀️ 簡単ストレッチで骨盤まわりを柔らかく
**骨盤のゆがみ改善には「柔軟性」も大切。**以下のようなストレッチを1日5分程度行うことで、筋肉の緊張を緩め、矯正の効果をキープしやすくなります。
例:骨盤まわりのストレッチ
-
仰向けに寝て、両ひざを左右にゆっくり倒す
-
四つん這いになって、骨盤を前後に動かす「キャット&カウ」
骨盤底筋トレーニング(ケーゲル体操)
尿漏れや内臓下垂を防ぐために、産後すぐからでも始められるトレーニングです。
方法:
-
仰向けになり、膝を立てた姿勢で
-
肛門・膣を「キュッ」と締める感覚で、5秒キープ→5秒休む
-
1セット10回を1日3セット目安に
食事・生活習慣の見直し
-
水分をしっかりとる(母乳育児中の方は特に)
-
冷えを避け、体を温める(靴下・腹巻など活用)
-
良質なタンパク質と鉄分を意識的に摂取
-
家族の協力を得ながら「休息」をしっかり取る
⚕️ こんな方はぜひご相談ください
-
産後からずっと腰が痛い
-
抱っこや授乳で肩がこって仕方ない
-
お腹や骨盤まわりが戻らない
-
イライラや気分の浮き沈みがつらい
-
骨盤矯正って痛くないか心配…
当院では、お子様連れOK・女性スタッフ対応・完全予約制など、産後のママでも通いやすい環境を整えております。
産後の骨盤ケアは、未来の自分への贈り物
産後の体は、想像以上にデリケートで、ケアが必要です。しかし、「自分のことは後回し…」というママも多いのが現実。
でも考えてみてください。
これから何年も、笑顔でお子様を抱き、元気に走り回れる体を保つために。
まずはご自身の心と体を大切にすることが、家族の幸せにもつながるのです。
当院では、産後ママのための骨盤矯正プログラムを提供中!
安心・安全な施術と、専門的なサポートで、あなたの育児ライフを全力で応援します。お気軽にご相談ください
三国ケ丘鍼灸整骨院
鍼灸師、柔道整復師
西本峻明
お電話、メールでのご予約、ご相談はこちら ↓
【春先の不調】花粉症と後鼻漏に悩む方へ!!
【春先の不調】花粉症と後鼻漏に悩む方へ 〜鍼灸整骨院でできるケアとセルフケア〜
春は新生活が始まり、気持ちも明るくなる季節。しかしその一方で、「花粉症で鼻がつらい」「喉の奥に鼻水が流れて違和感がある」「咳が止まらない」といったお悩みを抱える方も増えてくる時期です。
特に、「花粉症に伴う後鼻漏(こうびろう)」は、知らず知らずのうちに体調を崩す原因にもなり得る症状。実は、こうした春先の不調には、鍼灸整骨院での施術が大きな助けになることをご存知でしょうか?
今回は、春に起こりやすい「花粉症」と「後鼻漏」の原因や症状について解説し、鍼灸整骨院でできる対策、そして自宅でできるセルフケアについても詳しくご紹介します。
✅ 花粉症と後鼻漏とは?
● 花粉症とは
花粉症とは、スギやヒノキなどの花粉が体内に入り、アレルギー反応を引き起こす症状のこと。くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみなどが代表的な症状です。
春先(2月~4月頃)は特にスギ花粉の飛散量が多く、症状が重くなりがちです。
● 後鼻漏とは?
後鼻漏とは、鼻の奥にたまった鼻水が、喉の方へ流れ落ちてしまう状態を指します。鼻水が常に喉に流れ続けることで、以下のような不快症状が現れます。
-
喉のイガイガ感、異物感
-
たんの絡みや咳
-
声のかすれ
-
慢性的な喉の痛みや違和感
-
口臭
風邪の後に長引く咳が止まらないという方の中にも、実は「後鼻漏」が原因になっているケースが多いのです。
なぜ春先に後鼻漏が起こりやすいのか?
春は以下のような要因が重なり、後鼻漏を引き起こしやすくなります。
-
花粉の大量飛散
-
アレルギー反応によって鼻水が過剰に分泌され、それが喉に流れて後鼻漏に。
-
-
寒暖差と自律神経の乱れ
-
春は気温差が大きく、自律神経が乱れやすい季節。鼻粘膜が敏感になり、炎症や過敏な反応が出やすくなります。
-
-
乾燥と室内環境
-
花粉対策で窓を閉め切ることが多く、室内は乾燥しがち。鼻や喉の粘膜が乾燥して炎症が悪化します。
-
花粉症・後鼻漏による身体への影響
一見「ちょっとした鼻の不調」と思われがちな花粉症や後鼻漏ですが、放っておくと以下のような不調につながることがあります。
-
頭がぼーっとする(鼻づまりによる酸素不足)
-
寝つきが悪くなる、いびき
-
慢性的な咳で体力が消耗する
-
免疫力の低下
-
首・肩のこり(呼吸が浅くなることで筋肉に負担)
体が本来持っている自己治癒力を高めることが、春先の不調を和らげるカギとなります。
♂️ 鍼灸整骨院でできる花粉症・後鼻漏へのアプローチ
鍼灸整骨院では、薬に頼らない体質改善や自律神経のバランス調整を目的とした施術が行えます。副作用の心配が少なく、妊婦さんやお子さま、ご高齢の方にもおすすめの方法です。
鍼灸治療で鼻や喉の不調を軽減
鍼灸は、ツボを刺激することで自然治癒力を高める東洋医学的アプローチ。特に以下のようなツボが、花粉症や後鼻漏に効果的です。
おすすめのツボ:
-
迎香(げいこう):小鼻の両脇。鼻づまりを改善。
-
印堂(いんどう):眉間の中央。鼻水・目のかゆみに。
-
風池(ふうち):うなじのくぼみ。鼻・喉の炎症を和らげる。
-
天突(てんとつ):喉のくぼみ。後鼻漏や咳の軽減に。
-
合谷(ごうこく):手の甲、親指と人差し指の間。アレルギー症状全般に対応。
症状に合わせて、顔や首まわり、手足のツボに鍼やお灸を施すことで、鼻や喉の不調が徐々に和らいでいきます。
頭蓋骨・首まわりの調整
後鼻漏や鼻づまりは、首の筋肉の緊張や姿勢の歪みも関係しています。鍼灸整骨院では、首・肩・後頭部周りの筋肉を優しく緩め、血流を改善します。
特におすすめなのが、後頭骨のゆがみ調整。ここを整えることで、自律神経が安定し、鼻や喉の症状が軽減されやすくなります。
自律神経のバランス調整
花粉症や後鼻漏が慢性化している方の多くは、自律神経が乱れがち。交感神経が優位になり、アレルギー反応が過剰になっている可能性があります。
鍼灸や整体により、副交感神経(リラックス)を優位にすることで、体が過敏に反応しにくくなります。
ご自身でできる花粉症・後鼻漏セルフケア
鍼灸整骨院での施術と併せて、自宅でのセルフケアを行うことで、改善のスピードがさらにアップします。
鼻うがいでスッキリ!
鼻の奥にたまった花粉や鼻水を洗い流すことで、後鼻漏の原因を取り除くことができます。
おすすめの方法:
-
市販の生理食塩水を使用
-
ぬるめ(37℃前後)で鼻にやさしい温度に
-
1日1~2回、就寝前がおすすめ
※やりすぎは逆効果になるので注意!
お灸でツボを温める
自宅でできるセルフお灸は、体を芯から温め、免疫力を高めるのに効果的です。
おすすめツボ:
-
足三里(あしさんり):膝の少し下、免疫力アップ
-
三陰交(さんいんこう):内くるぶしの上、冷え・体質改善に
ドラッグストアでも手軽に購入できる「せんねん灸」などを使って、無理のない範囲で続けてみましょう。
♀️ 深呼吸とストレッチ
鼻づまりや後鼻漏の方は、呼吸が浅くなりがちです。1日数分でもいいので、深い呼吸を意識しながらストレッチする時間を取りましょう。
-
肩・首まわりをゆっくり回す
-
うつむき姿勢を避ける
-
胸を開くストレッチで呼吸を楽に
食生活の見直し
-
乳製品・冷たい飲み物・砂糖の多い食事は、粘液を増やしやすく後鼻漏を悪化させることがあります。
-
温かくて消化のよい食事を意識し、体を内側から整えましょう。
✨ 最後に:春の不調、我慢しないで相談を!
花粉症や後鼻漏のつらさは、日常生活の質を大きく下げてしまいます。
「薬を飲んでもなかなか改善しない」
「根本から体質を変えたい」
「自然な方法でケアしたい」
そんな方にこそ、鍼灸整骨院での体質改善ケアをおすすめします。
一人ひとりの症状や体調に合わせた施術で、春の不快な症状を軽減し、快適な毎日を取り戻しましょう!
当院では、花粉症や後鼻漏に特化した施術プランをご用意しています。
気になる症状がある方は、ぜひお気軽にご相談ください。初めての方でも安心して受けられる施術で、春を健やかに過ごせるお手伝いをいたします!