当院の感染症対策について

10月, 2024年

10月の花粉症は鍼灸や整体で対応出来るのか?

2024-10-14

皆さん、こんにちは。

堺市堺区の三国ケ丘鍼灸整骨院です。

 

10月の花粉症とブタクサについて

日本では、花粉症といえば春のスギやヒノキが最もよく知られていますが、秋にも花粉症に悩む人が少なくありません。特に10月にはブタクサやヨモギといった秋の花粉が主な原因となります。

これらの植物は、春の花粉と比べて認知度は低いものの、多くの人にアレルギー反応を引き起こし、目や鼻、喉の不快な症状を引き起こします。

花粉症イラスト

 

 

ブタクサは、河川敷や道端、空き地などに生える雑草で、8月から10月にかけて花粉を飛散させます。特に秋晴れの日や風が強い日には、花粉が空中に舞い上がり、花粉症の症状が悪化しやすくなります。10月は、ちょうどそのピーク時期であり、ブタクサによる影響を強く感じることが多いです。

 

花粉症と自律神経の関係

花粉症の症状は、免疫反応が過剰になることによって引き起こされますが、その影響は自律神経にも関係があります。自律神経は、体の内外の環境変化に応じて無意識に心拍や血圧、消化活動、体温調節などを管理しています。花粉症が悪化すると、体のストレスが増し、自律神経のバランスが崩れることがあります。

 

自律神経には、交感神経(活動時やストレス時に働く神経)と副交感神経(リラックス時に働く神経)の2種類があります。花粉症で体が強いストレスを受けると交感神経が優位になり、体が緊張状態に入りがちです。これにより、睡眠不足や疲労感が強まったり、イライラすることが多くなったりする可能性があります。

 

また、自律神経のバランスが崩れると、花粉症の症状がさらに悪化するという悪循環に陥ることもあります。そのため、花粉症の対策として自律神経を整えることが非常に重要です。

 

花粉症対策:鍼灸と整体

花粉症対策としては、薬やマスク、空気清浄機の使用が一般的ですが、近年では鍼灸や整体といった東洋医学や代替療法が注目されています。

 

鍼灸の効果

鍼灸は、経絡やツボに刺激を与えて気の流れを調整し、体内のバランスを整える治療法です。花粉症に対しては、特に鼻詰まりや目のかゆみを緩和する効果が期待されています。鍼灸は免疫機能を調整し、過剰なアレルギー反応を抑制する役割を果たすと考えられています。

具体的な施術としては、鼻の周囲や首、背中などにある特定のツボに鍼やお灸を施すことで、鼻や目の症状を和らげる効果が報告されています。また、鍼灸は自律神経のバランスを整える働きもあるため、ストレス軽減や睡眠の質向上にも寄与し、総合的に花粉症の症状を改善するサポートとなります。

 

整体の役割

一方で、整体は体の歪みを調整し、筋肉や関節の機能を正常に戻すことを目的としています。体の歪みが自律神経に影響を与えることがあるため、整体を通じて体のバランスを整えることで、自律神経の機能が改善されることがあります。特に首や肩の筋肉が硬くなると血流が悪くなり、自律神経が乱れやすくなります。これにより、花粉症の症状が悪化することがあります。

整体では、骨格の調整や筋肉のほぐしによって、首や肩周りの血流を促進し、自律神経の働きを整えることが可能です。また、整体はリラクゼーション効果も高く、花粉症に伴う不快感やストレスを和らげる効果が期待できます。

 

血流循環の重要性

花粉症の対策として血流の循環を改善することも重要です。血流が悪くなると、免疫機能が低下し、体内の炎症反応が強まりやすくなります。これは、花粉に対する過剰な反応を引き起こし、花粉症の症状を悪化させる原因の一つです。

血流循環を改善するためには、適度な運動や入浴、マッサージが効果的です。運動をすることで心臓が活発に働き、体全体に新鮮な血液が行き渡り、免疫力が向上します。また、入浴は血管を拡張し、血流を促進するため、リラックスしながら体を温めることができます。

さらに、鍼灸や整体も血流を改善する効果があります。ツボを刺激することで血液の流れが良くなり、酸素や栄養が体の隅々に行き渡り、免疫機能が正常に働くようサポートします。

 

まとめ

10月の花粉症は、特にブタクサやヨモギなどの秋の花粉が原因で発症しやすい時期です。これに対して、鍼灸や整体は自律神経のバランスを整え、血流を改善することで、花粉症の症状を緩和する効果が期待できます。鍼灸は特に鼻詰まりや目のかゆみなどの局所的な症状に効果があり、整体は全身のバランスを整えることで花粉症全体の体調改善に寄与します。

 

また、花粉症対策としては、日常生活においても血流を良くする工夫が重要です。適度な運動や入浴、マッサージなどを取り入れることで、免疫力を高め、体の調子を整えることができます。自律神経を整えることが、花粉症の症状軽減につながるため、日々のケアが大切です。

 

三国ケ丘鍼灸整骨院

鍼灸師、柔道整復師

西本峻明

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秋の冷えや喉の渇き、咳、肌の乾燥、便秘、低気圧、秋鬱全てお答えします!

2024-10-07

皆さん、こんにちは。

堺市堺区の三国ケ丘鍼灸整骨院です。

 

最近は、暑さも落ち着いてきましたが、

皆様いかがお過ごしでしょうか?

 

秋は自然界が大きく変化する季節であり、私たちの体もその影響を受けやすくなります。

気温が下がり、湿度が低くなることで、冷えや乾燥、体調不良が現れやすく、これらの症状に対処するためには、東洋医学の知恵が役立つことがあります。

特に鍼灸(しんきゅう)は、体のバランスを整え、秋に特有の不調を軽減するための有効な手段として注目されています。

 

 

1. 秋の冷えと鍼灸

秋になると、気温が急激に下がり、特に朝晩の冷え込みが体にストレスを与えます。冷えは血行を悪くし、免疫力の低下や、筋肉や関節のこわばり、頭痛、肩こりなどの原因となります。鍼灸では、冷えによる体調不良を「陽気(ようき)の不足」と捉え、気血(きけつ)の流れを改善することで、冷えを解消します。鍼やお灸を使い、特に「関元(かんげん)」や「足三里(あしさんり)」といったツボに刺激を与えることで、体の温かさを取り戻し、冷えによる症状を緩和することが可能です。

2. 喉の渇きと咳

秋の空気は乾燥しやすく、これにより喉の渇きや咳が起こりやすくなります。東洋医学では、秋は「燥(そう)」の季節とされ、体内の水分不足による乾燥が健康に影響を与えると考えられています。乾燥による喉の渇きや咳は、特に肺に負担をかけるため、適切なケアが重要です。鍼灸では「肺経(はいけい)」という経絡に働きかけ、喉や呼吸器系の不調を整えます。また、「天突(てんとつ)」や「列欠(れっけつ)」といったツボが、咳を鎮め、喉の乾燥を改善する効果があります。これに加えて、普段の生活では、水分をしっかり摂ることや、加湿器を使って室内の湿度を保つことが大切です。

3. 肌の乾燥

乾燥は喉や呼吸器系だけでなく、肌にも影響を与えます。秋の乾燥した空気は皮膚の水分を奪い、肌のかゆみや荒れ、ひび割れを引き起こします。肌の乾燥は東洋医学で「肺の不調」と関連付けられることが多く、鍼灸では肺の機能を整えることで、肌の状態を改善します。特に「肺兪(はいゆ)」や「合谷(ごうこく)」といったツボに鍼を打つことで、皮膚の潤いを保つことができます。また、皮膚の乾燥には食生活の見直しも有効で、ゴマやナッツ類などの脂肪分を含む食材や、潤いを保つ果物(梨や柿など)を摂ることが推奨されます。

4. 便秘

秋の乾燥は、腸内にも影響を与えます。特に水分不足により便が硬くなり、便秘を引き起こしやすくなります。便秘は体内の老廃物が滞る原因となり、肌荒れや疲労感、腹部の不快感を引き起こすため、早めに対処することが必要です。鍼灸では「大腸経(だいちょうけい)」に刺激を与え、腸の動きを促進します。「天枢(てんすう)」や「気海(きかい)」などのツボが、腸の蠕動運動(ぜんどううんどう)を助け、便秘を改善します。また、普段から食物繊維を多く含む野菜や果物を摂ること、水分を十分に摂取することも、便秘対策には有効です。

5. 低気圧による体調不良

秋は天候が不安定になり、低気圧が頻繁に訪れます。低気圧による気象病とも呼ばれる体調不良は、頭痛や倦怠感、めまいなどを引き起こします。これは気圧の変化が自律神経に影響を与えるためであり、特にストレスを感じやすい現代人にはよく見られる症状です。鍼灸は自律神経のバランスを整える効果があり、低気圧による不調を軽減します。頭痛には「百会(ひゃくえ)」や「風池(ふうち)」、めまいや倦怠感には「内関(ないかん)」などのツボが効果的です。

6. 秋鬱(あきうつ)

秋は日の長さが短くなり、気温が下がることで、気分が沈みがちになる「秋鬱」に悩まされる人も少なくありません。これは、日照時間の減少によるセロトニンの不足や、気温の変化が体にストレスを与えることが原因とされています。鍼灸では、気分の落ち込みや不安感を和らげるために「心経(しんけい)」や「脾経(ひけい)」に働きかけ、心身のバランスを調整します。特に「神門(しんもん)」や「内関(ないかん)」といったツボが、精神的な安定を促し、気持ちを前向きに保つのに役立ちます。また、秋鬱には適度な運動や、バランスの取れた食事、十分な睡眠が不可欠です。外に出て太陽の光を浴びることや、リラックスできる時間を設けることも、気分の改善に繋がります。

結論

秋は気候の変化が体に多くの影響を与える季節ですが、東洋医学、特に鍼灸はこうした不調を根本から改善する手助けをします。冷えや乾燥、便秘、低気圧による体調不良、そして秋鬱といった症状に対し、鍼灸はそれぞれの体のバランスを整える効果があり、季節に応じたケアを提供します。これに加え、日常生活での適切な対策(十分な水分補給、バランスの取れた食事、適度な運動)を心掛けることで、秋を快適に過ごすことができるでしょう。

 

三国ケ丘鍼灸整骨院

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