10月, 2025年
堺市堺区、三国ヶ丘鍼灸整骨院の10月産前産後ケアについて
10月の産前産後ケア
〜季節の変わり目にママの身体を整える〜
こんにちは。大阪府堺市堺区の三国ヶ丘鍼灸整骨院、院長の西本です。
10月は朝晩の冷え込みが強くなり、夏の疲れを引きずったまま体調を崩しやすい季節です。特に妊娠中や産後の女性は、ホルモンバランスの変化に加えて気温差や気圧の影響を受けやすく、体や心の不調を訴える方が増えてきます。
今回は「10月の産前産後の体調変化」について、鍼灸整骨院でできるケアと、ご自宅で実践できるセルフケア方法を詳しくご紹介します。
■ 10月は産前産後の身体が特に不安定になる時期
秋に入ると、気温の変化が大きく、身体が季節に順応するためにエネルギーを使います。さらに妊娠・出産に伴うホルモン変動や体の構造的な変化も重なり、バランスが乱れやすくなります。
◎ 妊娠中の方によく見られる不調
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朝晩の冷えによる足のむくみやだるさ
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寝起きの腰痛や背中のこわばり
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胃の圧迫感や食欲の変化
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気圧の変化による頭痛・めまい
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情緒の不安定・睡眠の質の低下
特に10月は寒暖差が大きいため、血管の収縮と拡張が繰り返され、自律神経の働きが乱れやすくなります。
◎ 産後の方によく見られる不調
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骨盤の歪みやぐらつき
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授乳や抱っこによる肩こり・腰痛
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冷えによる血流の滞り
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睡眠不足や倦怠感
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抜け毛や肌荒れなどの体質変化
産後は体が回復途中でありながら、赤ちゃん中心の生活リズムになり、心身ともに疲れが蓄積しやすい時期です。冷えと血流不足が重なると、回復が遅れたり、肩・腰の慢性痛が起こりやすくなります。
■ 鍼灸整骨院でできる「産前産後の秋ケア」
当院では、妊娠中や産後のママの身体に負担をかけず、自然な回復を促す施術を心がけています。
① 鍼灸による自律神経とホルモンバランスの調整
鍼灸は「血流を整え」「神経の働きを穏やかにする」効果があり、妊娠中・産後の体調管理に非常に有効です。
冷えやむくみ、頭痛、腰痛、睡眠の質の低下など、季節の変わり目に起こりやすい症状を根本から整えていきます。
【妊娠中におすすめのツボ】
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三陰交(さんいんこう):血流促進、冷え・むくみの改善
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太衝(たいしょう):イライラや情緒不安定を和らげる
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足三里(あしさんり):胃腸の働きを整え、倦怠感を軽減
※妊娠初期は刺激を控え、安定期以降に体調を見ながら行います。
【産後におすすめのツボ】
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関元(かんげん):体力回復、ホルモンバランスの安定
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気海(きかい):疲労回復、代謝促進
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合谷(ごうこく):肩こり・頭痛・ストレス緩和
お灸で温める施術も人気で、「お腹や足先がポカポカしてきた」と多くの方に喜ばれています。
② 骨盤矯正・姿勢調整
産後に歪んだ骨盤を整えることで、腰痛や股関節痛、体型の崩れを予防します。
当院では産後1〜2ヶ月以降の安全な時期に、負担をかけずに骨盤の位置を整えるソフトな施術を行います。
骨盤周囲の筋肉(特に腹筋・骨盤底筋・殿筋)を緩めてから正しい位置に戻すことで、姿勢改善や代謝アップにもつながります。
また、妊娠中に反り腰になっていた方は、背中や腰の緊張を取ることで呼吸が深くなり、リラックス効果も期待できます。
③ 肩こり・腰痛の緩和
授乳や抱っこによる慢性的な肩・腰の痛みには、手技療法や温熱療法を組み合わせてアプローチします。
筋肉の深層部までしっかりと血流を促し、コリを和らげることで、痛みを軽減しながら姿勢も整えていきます。
「育児で整体に通う時間がない」という方も、短時間で体が軽くなる施術を提供しています。
■ ご自身でできるセルフケア方法
産前産後の時期は「無理をしないこと」が何より大切ですが、毎日のちょっとした意識で体調は大きく変わります。
ここでは、10月におすすめのセルフケアをご紹介します。
① 身体を冷やさない工夫を
冷えは妊婦さんや産後ママの大敵です。特に「足首」「お腹」「腰」を冷やさないように心がけましょう。
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靴下は重ね履きやレッグウォーマーを活用
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温かい飲み物を常備(白湯・しょうが湯など)
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お風呂はシャワーで済ませず湯船に浸かる
ぬるめ(38〜40℃)のお湯に10分ほど浸かるだけで、自律神経が整い、血流が改善されます。
② 骨盤を整える簡単ストレッチ
■ 骨盤呼吸ストレッチ
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仰向けで膝を立て、両手をお腹に置く
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鼻からゆっくり息を吸い、お腹を膨らませる
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口から息を吐きながら骨盤を床に押し付けるように動かす
これを1日3セット行うだけで、骨盤周囲のインナーマッスルを刺激できます。
■ タオルを使った骨盤リセット
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バスタオルを丸めて骨盤の下に敷く
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仰向けで1〜2分リラックス
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骨盤の傾きを整えるようにゆっくり呼吸
産後の骨盤ケアにも効果的です。
③ 肩・腰を楽にするセルフマッサージ
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肩こり:鎖骨の下を指先で優しく押しながら深呼吸
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腰痛:お尻の外側(中殿筋)をテニスボールで軽くほぐす
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ふくらはぎ:足首から膝に向かって手のひらでゆっくりさする
筋肉を強く押す必要はありません。痛気持ちいい程度の刺激で十分です。
④ 栄養と水分補給
産前産後の身体は鉄分・カルシウム・たんぱく質が不足しがちです。
・魚や豆腐、卵などのたんぱく質
・小松菜やひじきなどの鉄分
・発酵食品(味噌、納豆、ヨーグルト)
を意識的に摂るようにしましょう。
また、冷たい水ではなく「常温〜温かい水分」をこまめに取ることで、代謝と母乳の出も良くなります。
⑤ 睡眠とメンタルケア
季節の変わり目は日照時間が短くなり、気分が沈みやすくなります。
睡眠の質を高めるために、
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寝る前にスマホを見ない
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温かいお茶やハーブティーを飲む
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軽くストレッチをしてから就寝する
ことをおすすめします。
「ちゃんと寝ないと」と焦らず、短時間でも深い休息を意識しましょう。
■ 産前産後ケアは「今の自分を大切にする時間」
10月は気候が安定するように見えて、実は心身に負担がかかる時期です。
妊娠中・産後の女性にとっては、体を労わることが何より大切です。
三国ヶ丘鍼灸整骨院では、
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妊娠中の体調管理
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産後の骨盤矯正
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肩こり・腰痛の緩和
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自律神経・ホルモンバランスの調整
など、ママの身体をトータルでサポートしています。
施術はすべてお身体の状態に合わせたオーダーメイドで行い、安全でリラックスできる環境を整えています。
「最近冷えやすい」「体が重い」「産後の腰がつらい」など、どんな小さな悩みでもお気軽にご相談ください。
■ まとめ
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10月は寒暖差と気圧変化で体調を崩しやすい
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妊娠中は冷え・むくみ・頭痛、産後は腰痛・肩こりが増える
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鍼灸で血流・自律神経を整え、整骨で骨盤や姿勢を調整
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セルフケアは「冷え対策」「骨盤ストレッチ」「栄養・睡眠」がポイント
体と心のバランスを整え、穏やかな秋を過ごせるよう、今の自分を大切にケアしていきましょう。
三国ケ丘鍼灸整骨院
鍼灸師、柔道整復師
西本峻明
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