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10月に起こる体調不良の原因と対策について

2025-10-20

10月に起こる体調不良の原因と対策

〜季節の変わり目に乱れやすい身体を整える〜

こんにちは。
大阪府堺市堺区の三国ヶ丘鍼灸整骨院、院長の西本です。
10月に入り、朝晩の空気がひんやりと感じられる季節になってきましたね。
この時期は「食欲の秋」「スポーツの秋」などと言われますが、同時に体調を崩しやすい季節の変わり目でもあります。

実際、10月になると当院にも「肩こりや頭痛がひどい」「身体がだるくて朝起きられない」「冷えを感じるようになった」といったご相談が増えてきます。
今回は、そんな10月特有の体調不良の原因や症状、そして鍼灸整骨院でできる施術ご自宅でできるセルフケアについて詳しくお伝えします。

風邪画像

 


10月に体調を崩しやすい主な原因

① 寒暖差による自律神経の乱れ

10月は日中と朝晩の気温差が10度以上になる日も珍しくありません。
人の身体は一定の体温を保つために、自律神経が体温調節を行っていますが、急な気温差が続くとこの働きが乱れやすくなります。

特に、

  • 朝は冷えているのに日中は暑くなる

  • 職場や電車内が冷房で冷えている

  • 夜は急に気温が下がる
    といった環境の変化が、自律神経のバランスを崩す要因になります。

結果として、
「疲れが抜けない」「眠りが浅い」「頭が重い」「手足の冷え」「食欲不振」などの不調が起こりやすくなります。


② 空気の乾燥と肺の弱り

10月は湿度が下がり、空気が乾燥し始める時期です。
東洋医学ではこの季節を「燥(そう)」の季節と呼び、乾燥が肺や喉、肌、大腸に影響を与えるとされています。

そのため、

  • 風邪をひきやすい

  • 咳が出る、喉がイガイガする

  • 肌のかさつき

  • 便秘
    などの症状が現れやすくなります。

乾燥によって呼吸器が弱ると、身体全体の「気」の巡りも滞りやすく、倦怠感や息苦しさを感じる方も増えてきます。


③ 夏の疲れが残っている(秋バテ)

「夏バテはもう終わった」と思っている方も多いですが、実は10月は夏の疲れが表面化する時期です。
冷たい飲み物や冷房の影響で内臓が冷えていた方は、秋になって消化機能が低下し、胃腸の不調や体力の低下を感じやすくなります。

特に、

  • 胃が重たい

  • 食欲がない

  • だるさや眠気

  • むくみやすい
    といった症状が見られたら、秋バテの可能性があります。


④ 気圧の変化による不調(気象病)

秋は台風が過ぎ去ったあとも、低気圧と高気圧が頻繁に入れ替わります。
この気圧の変化によって、頭痛・めまい・関節痛・古傷の痛みなどを訴える方が増えます。

気圧が下がると体内の血管が拡張し、脳の血流バランスが崩れることで頭痛やだるさが出やすくなるのです。
また、耳の奥にある「内耳」が敏感な人ほど、めまいや耳鳴りを感じることもあります。


10月に多い体調不良の症状

10月は、次のような症状を訴える方が多く見られます。

  • 慢性的な肩こり・首こり

  • 頭痛・めまい・耳鳴り

  • 倦怠感・集中力の低下

  • 冷え・むくみ

  • 不眠・寝つきの悪さ

  • 胃腸の不調(食欲不振・便秘・下痢)

  • 肌の乾燥・くすみ

  • 関節のこわばり

これらの多くは、自律神経の乱れと血流の悪化が根本にあります。
では、これらに対して鍼灸整骨院でどのようなケアができるのかを見ていきましょう。


三国ヶ丘鍼灸整骨院でできる施術

① 鍼灸施術で自律神経を整える

鍼灸は、自律神経のバランスを整え、血流を改善するのにとても有効です。
体調不良が続く方の多くは、「交感神経(緊張)」が優位になりすぎている状態です。

鍼やお灸を使ってツボを刺激することで、

  • 副交感神経(リラックス)の働きを高める

  • 血流を促進して冷えを改善する

  • 内臓の働きを活性化させる
    といった効果が期待できます。

特に10月におすすめのツボは、

  • 合谷(ごうこく):頭痛・肩こり・ストレス緩和

  • 足三里(あしさんり):胃腸の調子を整える

  • 三陰交(さんいんこう):冷え・むくみ・自律神経の乱れ

  • 太衝(たいしょう):イライラ・気分の落ち込み改善

当院では、患者様一人ひとりの体質や症状に合わせてツボを選び、無理のない心地よい刺激で身体を整えていきます。


② 骨格・筋肉調整による血流改善

気温の変化によって筋肉がこわばると、血流が悪くなり、さらに自律神経が乱れやすくなります。
当院では、首・肩・背中・骨盤など全身のバランスを整えることで、滞っていた血流をスムーズにし、身体の内側から温かさを取り戻します。

特に、背骨の周囲には自律神経が集まっているため、筋肉の緊張を和らげることで神経の働きを正常化できます。


③ お灸・温熱療法で冷えを解消

10月は足元やお腹の冷えが始まる時期でもあります。
お灸や温熱療法で身体をじんわり温めることで、内臓の働きが高まり、免疫力アップにもつながります。

冷えが改善すると、
「手足の冷たさが気にならなくなった」
「朝起きるのが楽になった」
という方も多くいらっしゃいます。


ご自宅でできる10月のセルフケア

① 冷やさない生活習慣を意識

・寝る前は湯船にしっかり浸かる(38〜40℃で15分程度)
・靴下や腹巻きで下半身を冷やさない
・冷たい飲み物は控え、常温または温かい飲み物を選ぶ

身体を冷やさないことは、自律神経を整える第一歩です。


② 食養生で内側から整える

東洋医学では、秋は「肺」と「大腸」の季節。乾燥を防ぎ、潤いを補う食材を意識しましょう。

おすすめの食材:

  • れんこん、長芋、里芋

  • なし、りんご、柿

  • 鮭、サンマなどの青魚

  • はちみつ、白ごま、豆腐

また、胃腸を冷やさないために、スープや鍋料理など温かい食事を心がけましょう。


③ 軽い運動・ストレッチを習慣に

10月は涼しく、運動には最適な季節です。
ウォーキングやストレッチで筋肉を動かすと、血流が良くなり自律神経の安定にもつながります。

おすすめの簡単ストレッチ:

  • 朝起きたら背伸び+深呼吸

  • 肩甲骨を寄せる動きで猫背改善

  • 足首を回して冷え予防


④ 睡眠の質を整える

寝る直前までスマホを見ていると交感神経が高ぶり、眠りが浅くなります。
就寝1時間前は「スマホオフ・照明を落とす」ことで副交感神経を優位にし、質の良い眠りにつながります。


まとめ

10月は、気温差や乾燥、気圧変化など、身体にとって負担の多い時期です。
「なんとなく調子が悪い」「疲れが抜けない」と感じたら、それは身体からのサインかもしれません。

三国ヶ丘鍼灸整骨院では、
✅ 自律神経のバランスを整える鍼灸施術
✅ 血流を促す整体・骨格調整
✅ 冷えを改善する温熱療法
を組み合わせ、一人ひとりの体質や生活に合わせた施術を行っています。

季節の変わり目を快適に過ごすために、ぜひ一度身体のメンテナンスにいらしてください。
心と身体のバランスを整え、秋を元気に乗り切りましょう。

 

三国ケ丘鍼灸整骨院

鍼灸師、柔道整復師

西本峻明

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