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冬に多い「寝違え」の原因とは?

2025-12-22

冬に多い「寝違え」の原因とは?

痛みが長引く理由と鍼灸整骨院でできる施術・自宅でのセルフケア

こんにちは。
大阪府堺市堺区にある三国ヶ丘鍼灸整骨院の院長で、
鍼灸師・柔道整復師の資格を持つ私が、今回は

「冬に起こりやすい寝違え」

について詳しく解説します。

冬になると
「朝起きたら首が動かない」
「振り向けないほど首が痛い」
「湿布を貼ってもなかなか治らない」

このような症状で来院される方が非常に増えます。
実は、冬の寝違えには明確な原因と特徴があり、対処を間違えると痛みが長引くことも少なくありません。

この記事では

  • 冬に寝違えが起こりやすい理由

  • 寝違えの症状と注意点

  • 鍼灸整骨院でできる施術

  • ご自身でできるセルフケア・予防法

を、専門家の視点から分かりやすくお伝えします。

肩こりイラスト

 

 

 


冬に「寝違え」が起こりやすい理由

① 寒さによる筋肉の緊張

冬は気温が下がることで、身体は無意識に熱を逃がさないようにします。
その結果、首・肩・背中の筋肉が常に緊張状態になります。

筋肉が硬くなった状態で寝ていると

  • 血流が悪くなる

  • 筋肉の柔軟性が低下する

そこに、寝返りや首のちょっとした動きが加わることで、筋肉や関節に急な負荷がかかり寝違えが起こるのです。


② 冷えた状態での睡眠

冬は

  • 暖房を切って寝る

  • 首元が冷えたまま寝ている

  • 布団から首や肩が出ている

といったケースが多くなります。

首は血管・神経が集中する重要な部位です。
この部分が冷えると
筋肉が硬直 → 血流低下 → 回復力の低下
という悪循環が起こり、寝違えを引き起こしやすくなります。


③ 寝姿勢・枕の影響

冬は布団に潜り込むような姿勢や、丸まった姿勢で寝ることが増えます。

  • 枕が高すぎる・低すぎる

  • 横向きで首が傾いたまま長時間固定される

  • フード付きパジャマや厚着で首が圧迫される

こうした状態が続くと、首の筋肉や関節に不自然なストレスがかかり、朝起きた瞬間に強い痛みとして現れます。


④ 日常の疲労の蓄積

冬は

  • デスクワーク

  • スマホ操作

  • 猫背・前かがみ姿勢

が増えやすい時期でもあります。

これにより、
首・肩・背中の筋肉は慢性的に疲労した状態になります。
その疲労が限界を迎えたとき、「寝違え」という形で症状が表に出ることが多いのです。


寝違えの主な症状

寝違えと一言で言っても、症状の出方には個人差があります。

よくある症状

  • 首を動かすと鋭い痛みが出る

  • 左右どちらかに回せない

  • 上を向く・下を向く動作がつらい

  • 肩や背中まで痛みが広がる

  • 動かさなくてもズーンとした痛みがある

軽いものでは数日で改善しますが、
無理をすると1〜2週間以上長引くケースもあります。


寝違えで注意すべきポイント

「動かした方がいい」は間違い?

よく
「動かした方が治る」
「ストレッチしたら良い」

と聞くことがありますが、急性期の寝違えでは逆効果になることがあります。

炎症が起きている状態で無理に動かすと

  • 炎症が強くなる

  • 痛みが悪化する

  • 回復が遅れる

といったリスクがあります。


湿布だけで様子を見る危険性

湿布は痛みを和らげる効果はありますが、
原因そのものを改善するものではありません

首・肩・背中の筋肉バランスや関節の動きが悪いままだと、

  • 何度も寝違えを繰り返す

  • 首こり・肩こりが慢性化する

といった状態になりやすくなります。


鍼灸整骨院でできる寝違えの施術

三国ヶ丘鍼灸整骨院では、
「痛い首だけを触る」施術は行いません。

寝違えの背景にある

  • 筋肉

  • 関節

  • 姿勢

  • 血流

  • 自律神経

まで含めて総合的に評価します。


① 首・肩・背中の筋肉調整

寝違えの場合、
痛みが出ている首だけでなく

  • 肩甲骨周囲

  • 背中

に強い緊張が見られることがほとんどです。

手技療法で筋肉を優しく緩め、
血流を改善することで痛みの軽減を図ります。


② 鍼灸施術による深部アプローチ

鍼灸は
表面では届かない深い筋肉や神経の緊張にアプローチできます。

  • 炎症を抑える

  • 筋肉の過緊張を緩和

  • 回復力を高める

といった効果が期待でき、
「動かすと痛い」「首が固まっている」寝違えには非常に相性が良い施術です。


③ 骨格・姿勢の調整

寝違えを繰り返す方の多くは

  • 猫背

  • ストレートネック

  • 巻き肩

といった姿勢の問題を抱えています。

骨格や姿勢を整えることで、
首にかかる負担を根本から減らし、再発防止につなげます。


ご自身でできるセルフケア(急性期)

① まずは安静

痛みが強い初期は
無理に動かさず、痛みの出ない範囲で過ごすことが大切です。


② 温める?冷やす?

  • 熱っぽい

  • ズキズキする

  • 触ると痛みが強い

このような場合は、最初は軽く冷やすのがおすすめです。

痛みが落ち着いてきたら、
蒸しタオルなどで首・肩を温めると回復が早まります。


③ 寝るときの工夫

  • 首元を冷やさない

  • タオルを首に巻く

  • 枕の高さを確認する

特に冬は「首を冷やさない」ことが重要です。


再発を防ぐためのセルフケア

① 首・肩を冷やさない習慣

  • マフラー

  • ネックウォーマー

  • ハイネックの服

を活用しましょう。


② 日常姿勢の見直し

  • スマホを目の高さで見る

  • 長時間同じ姿勢を避ける

  • 肩甲骨を動かす習慣をつける

これだけでも寝違えの予防につながります。


③ 軽いストレッチ

痛みが落ち着いてから、
首・肩をゆっくり・痛みの出ない範囲で動かすようにしましょう。


こんな方はご相談ください

  • 冬になると毎年寝違える

  • 寝違えがなかなか治らない

  • 首の痛みと肩こりを繰り返している

  • 湿布や薬だけでは不安

三国ヶ丘鍼灸整骨院では、
その場しのぎではなく、再発しにくい身体づくりを大切にしています。


まとめ

冬の寝違えは
「寒さ」「冷え」「筋肉の緊張」「姿勢」
が重なって起こります。

早めに正しいケアを行うことで

  • 痛みの早期改善

  • 再発防止

が可能です。

「ただの寝違え」と軽く考えず、
気になる方はぜひ一度ご相談ください。

三国ケ丘鍼灸整骨院

鍼灸師、柔道整復師

西本峻明

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