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クーラー病とは?夏に体調を崩しやすいあなたへ ~原因・症状・整骨院での施術とセルフケア~

2025-07-07

クーラー病とは?夏に体調を崩しやすいあなたへ ~原因・症状・整骨院での施術とセルフケア~

こんにちは。
堺市堺区の三国ヶ丘鍼灸整骨院です。

毎年、夏になると「なんとなく体がだるい」「肩こりや頭痛がひどい」「お腹の調子が悪い」といったお悩みでご来院される方が増えてきます。原因が分からず放置してしまう方も多いのですが、実はこれ、「クーラー病(冷房病)」が関係しているかもしれません。

今回は、そんな見過ごされがちな「クーラー病」の原因や症状、そして鍼灸整骨院でできる施術やご自宅でできるセルフケアについて、わかりやすく詳しくご紹介します。

9月の冷え

 

 


1. クーラー病とは?

「クーラー病」とは正式な医学用語ではなく、夏場に冷房の効いた室内で長時間過ごすことで、自律神経のバランスが崩れて起こる体調不良の総称です。

現代はオフィスや電車、商業施設、自宅まで冷房が当たり前になり、外の暑さとの温度差が激しい環境で過ごすことが増えています。これが、私たちの体に思っている以上に大きな負担をかけているのです。


2. クーラー病の主な原因

(1) 自律神経の乱れ

外の気温が35度、室内が25度。この10度の温度差を1日に何度も行き来すると、自律神経は過剰に働いてしまいます。特に副交感神経と交感神経の切り替えがうまくいかなくなると、体温調整や内臓の働き、血流などに支障をきたします。

(2) 冷えによる血行不良

冷房で冷えた空気が肌を直接刺激し続けると、血管が収縮し、血流が悪くなります。特に手足の末端やお腹まわりは冷えやすく、全身にだるさや重さを感じる原因に。

(3) 筋肉の緊張

冷えによって筋肉がこわばり、肩こりや腰痛を引き起こしやすくなります。冷風が直接当たることも筋肉を硬くする要因です。


3. クーラー病の主な症状

クーラー病の症状は多岐にわたります。以下のような不調が複数当てはまる方は、冷房による影響を疑ってみましょう。

  • 慢性的なだるさ、倦怠感

  • 頭痛、肩こり、腰痛

  • 足先・手先の冷え

  • 胃腸の不調(下痢・便秘・食欲不振)

  • めまい、立ちくらみ

  • 不眠、寝つきの悪さ

  • 生理不順、月経痛の悪化

  • 気分の落ち込み、イライラ

特に女性は男性よりも筋肉量が少なく、冷えやすい体質のため、クーラー病になりやすい傾向があります。


4. 三国ヶ丘鍼灸整骨院でできる施術内容

当院では、クーラー病による体調不良や自律神経の乱れに対して、東洋医学と現代医学の両面からアプローチしています。

(1) 鍼灸治療

自律神経の調整に効果的なツボを使い、体内の「気・血・水」の巡りを整えます。

よく使用するツボ:

  • 風池(ふうち):首の付け根にあるツボで、頭痛や自律神経の乱れに。

  • 合谷(ごうこく):手の甲にある万能のツボ。冷え、頭痛、便秘にも。

  • 足三里(あしさんり):胃腸機能の調整に有名なツボ。

  • 三陰交(さんいんこう):女性特有の冷えや不調に効果的。

(2) 整体・骨格調整

骨盤や背骨の歪みを整え、神経や血流の流れをスムーズにします。これにより内臓の働きも活発になり、冷えの改善にもつながります。

(3) 温熱療法(ホットパック・遠赤外線)

冷えて滞ってしまった筋肉や内臓を温めて、血流を促進。特にお腹や足元に施すことで、全身の巡りが改善されます。

(4) EMS(電気刺激療法)

筋肉をリズミカルに動かして、血流促進と基礎代謝の向上を目指します。冷えやむくみにも効果的。


5. ご自身でできるセルフケア

日常生活でできるセルフケアを取り入れることで、クーラー病の予防・改善につながります。

(1) 冷房の設定温度に注意

室温は25〜28度、外気との温度差は5度以内が理想です。外出先では上着やストールで冷え対策を。

(2) 湯船にしっかり浸かる

シャワーだけで済ませがちな夏こそ、38〜40度のぬるめのお湯に15〜20分浸かり、体の芯から温めましょう。副交感神経が優位になり、深い睡眠にもつながります。

(3) 冷たい飲食物の摂りすぎに注意

冷たい飲み物やアイスなどは胃腸を冷やし、内臓機能を低下させます。温かいお茶やスープを積極的に摂りましょう。

(4) ストレッチと軽い運動

デスクワークが多い方は1時間に1回は立ち上がってストレッチを。軽いウォーキングやヨガも自律神経の安定に有効です。

(5) ツボ押し

ご自宅でもできるセルフツボ押しを取り入れてみてください。

  • 湧泉(ゆうせん):足の裏にあるツボで、全身のエネルギーを高めます。

  • 太衝(たいしょう):足の甲のツボ。イライラやストレス解消に。


6. クーラー病は“未病”のうちにケアを

東洋医学では、明らかな病気になる前の「未病(みびょう)」の段階でケアすることがとても大切とされています。

「ただのだるさ」「気のせいかも」と放っておくと、やがて慢性疲労や自律神経失調症、女性の場合はホルモンバランスの乱れによる婦人科系の不調にまでつながることもあります。

今感じている不調があるなら、それは「体からのサイン」。早めに整えておくことが、夏を元気に乗り切る秘訣です。


7. 最後に~お気軽にご相談ください~

三国ヶ丘鍼灸整骨院では、患者さま一人ひとりの体調や生活スタイルに合わせた施術を大切にしています。

「冷房のせいで体調がおかしい…」
「この不調、何科に行けばいいのか分からない」

そんな時は、ぜひ当院にご相談ください。東洋医学の知恵と、国家資格を持つ専門家の視点で、あなたの体と心を丁寧に整えていきます。

この夏も元気に、笑顔で過ごしていただけますように。

三国ケ丘鍼灸整骨院

鍼灸師、柔道整復師

西本峻明

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