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小児鍼とその効果とは?症状別のアプローチと家庭でできるケア

2025-05-19

【子どもの心と体をやさしく整える】小児鍼とその効果とは?症状別のアプローチと家庭でできるケア

こんにちは、三国ヶ丘鍼灸整骨院です。

子どもの体調不良と聞くと、風邪やケガ、発熱などがまず思い浮かぶかもしれません。しかし、最近では子ども特有のストレス・自律神経の乱れ・情緒の不安定さなど、目に見えにくい不調に悩まされるご家族が増えています。

「夜泣きがひどい」「イライラが収まらない」「チック症状が出ている」「よくお腹を壊す」など、現代の子どもたちは心と体のバランスを崩しやすい環境にあります。

今回は、そんなお子さまの心と体を優しくケアする伝統的な施術法である「小児鍼(しょうにはり)」について詳しく解説し、対応できる症状、鍼灸整骨院での施術内容、ご家庭でできるセルフケアもご紹介いたします。

小児鍼


◆ 小児鍼(しょうにはり)とは?

刺さない、痛くない「子ども専用」の鍼

小児鍼は、生後1ヶ月〜小学生くらいまでのお子様を対象にした、“刺さない”鍼の技術です。金属製の丸みを帯びた器具やローラー鍼を使用し、皮膚表面を軽くなでたり、トントンとタッピングしたりすることで、身体の気の流れや神経バランスを整えます。

「鍼」と聞いて「痛そう」と感じる方も多いかもしれませんが、小児鍼はまったく痛みがなく、お子さまが気持ちよくて眠ってしまうほどの施術です。


◆ 小児鍼で改善が期待できる主な症状

1. 夜泣き・かんしゃく・イライラ

子どもは大人よりも神経が敏感で、環境の変化やちょっとしたストレスが原因で情緒が不安定になりやすい傾向があります。
夜泣きや、イライラ、突然のかんしゃくは、神経の高ぶりや自律神経の乱れによって引き起こされることがあります。

→ 小児鍼では、神経の興奮をやわらげ、リラックス状態に導くことで、感情の安定を促します。


2. チック・多動・集中力低下

まばたきや首振り、鼻鳴らしなどのチック症状、また、落ち着きがなく集中力が続かないといった症状にも小児鍼は有効です。

→ 気の過剰な高ぶりを鎮め、脳神経のバランスを整えることで、自然な落ち着きと集中力の向上が期待できます。


3. 食欲不振・お腹の不調・便秘・下痢

「脾は後天の本」といわれるように、東洋医学では消化吸収力が子どもの発育の要とされています。食欲不振や便秘、下痢は気の流れや内臓機能の未熟さが原因の場合があります。

→ 小児鍼では、脾胃(消化器系)を強化するツボを刺激し、内臓の働きを助けることで、胃腸の調子を整えていきます。


4. アトピー性皮膚炎・喘息などアレルギー体質

皮膚や呼吸器のトラブルも、東洋医学的には「内臓と気のアンバランス」が背景にあるとされています。

→ 小児鍼で免疫や自律神経を整えることで、アレルギー反応を軽減し、体質改善へと導くことが可能です。


5. 不眠・寝つきが悪い・寝言・夢遊病

睡眠の質が悪い子どもも増えています。過剰なスマホやゲームの影響、精神的なストレスによって神経が興奮し、寝つきにくくなっているケースも多く見られます。

→ 頭部や背中にあるリラックスを促すツボに刺激を与えることで、副交感神経を優位にし、深い眠りへ導くサポートをします。


◆ 鍼灸整骨院でできる施術内容

当院では、お子様に安心して施術を受けていただけるよう、優しい刺激で心と体の両面からケアいたします。

小児鍼(刺さない鍼)

最も基本的な施術です。専用の接触鍼を使い、全身のツボや経絡を軽く刺激していきます。施術時間は5~15分程度と短時間で、体への負担もありません。


腹部マッサージ(腸活ケア)

お腹に手を当て、円を描くように優しくマッサージ。内臓の動きを活性化し、便秘や食欲不振の改善を促します。


親御様へのカウンセリング

お子様の状態だけでなく、家庭環境や日々の育児疲れも丁寧にヒアリングします。親御様の不安やストレスに寄り添うことで、家族全体の心身バランスを整えていくことを大切にしています。


姿勢チェック・生活習慣アドバイス

最近の子どもは姿勢の崩れや運動不足も課題です。当院では、座り方や寝方、呼吸の仕方などをチェックし、セルフケアに活かせるアドバイスも行っております。


◆ ご家庭でできる子どもへのセルフケア

1. 「なでなでタッチケア」

親御さんの手で背中やお腹を優しくなでるだけでも、子どもは安心し、副交感神経が優位になります。お風呂上がりや寝る前の「おやすみタッチ」として習慣化すると効果的です。


2. ツボ押し

強く押す必要はありません。指の腹で3~5秒やさしく押す→ゆっくり離すを3回程度繰り返すだけでOK。

  • 百会(ひゃくえ):頭のてっぺん…落ち着きと安心感

  • 神門(しんもん):手首の内側…ストレスや不眠に

  • 足三里(あしさんり):膝下外側…消化力や体力強化に


3. 規則正しい生活リズム

  • 朝日を浴びる(体内時計リセット)

  • 食事・睡眠・入浴の時間を一定に

  • 就寝前は画面を見せすぎない(ブルーライト対策)

小さな習慣の積み重ねが、お子さまの神経バランスの安定につながります。


4. 親子のスキンシップ・声かけ

「頑張ってるね」「大好きだよ」「ここにいるよ」など、安心を届ける言葉と触れ合いは、子どもにとって最大の栄養です。

子どもは「言葉」よりも「空気」や「表情」を敏感に感じ取ります。無理に励まそうとせず、共感し、そばにいることが大切です。


◆ よくあるご質問(Q&A)

Q:何歳から小児鍼を受けられますか?
→ 生後1ヶ月〜12歳頃まで対応可能です。赤ちゃんの夜泣きから、小学生の不登校などまで幅広く対応しています。

Q:どのくらい通えば効果がありますか?
→ 症状の程度によりますが、初回から変化を実感される方も多く、週1回×3〜5回の継続で安定することが一般的です。

Q:副作用はありますか?
→ 小児鍼は非常にやさしい施術のため、副作用の心配はほぼありません。まれに眠くなる・だるさを感じることがありますが、これは好転反応であり、心身が整ってきているサインです。


◆ まとめ

内容 ポイント
小児鍼とは? 刺さない鍼で子どもの心身を整える
対応できる症状 夜泣き、チック、便秘、アレルギー、不眠など多岐にわたる
鍼灸整骨院での施術 小児鍼、腹部調整、生活アドバイス
セルフケア なでなでマッサージ、ツボ押し、生活リズム、声かけ


お子さまの元気と笑顔を、自然の力で取り戻しましょう

当院では、小児鍼をはじめとした東洋医学の知識と技術で、薬に頼らずお子さまの体質を根本から整えるサポートを行っています。

「ちょっとした不調だけど心配」
「病院では異常なしと言われたけど気になる」
そんなお悩みでも大歓迎です。

ご予約・ご相談はお電話、LINE、より受け付けております。
キッズスペース・ベビーカーOK。親子で安心して通える環境をご用意しています。

三国ケ丘鍼灸整骨院

鍼灸師、柔道整復師

西本峻明

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