10月, 2025年
花粉症対策と鍼灸整骨院での施術・セルフケア 〜体の内側から整えて、つらい季節を快適に過ごすために〜
皆さん、こんにちは。
堺市堺区の三国ヶ丘鍼灸整骨院です。
花粉症対策と鍼灸整骨院での施術・セルフケア
〜体の内側から整えて、つらい季節を快適に過ごすために〜
はじめに:毎年やってくる「花粉の季節」
春先のスギやヒノキ、秋のブタクサやヨモギなど、花粉の飛散は一年の中でも特に体調を崩しやすい時期をつくります。
くしゃみ・鼻水・鼻づまり・目のかゆみといった典型的な症状はもちろん、「頭がぼーっとする」「肩や首がこる」「眠りが浅くなる」といった全身の不調を訴える方も少なくありません。
三国ヶ丘鍼灸整骨院にも毎年この時期になると、
「薬を飲んでもスッキリしない」
「鼻づまりで夜眠れない」
「マスクの下が息苦しくて疲れる」
といったご相談が多く寄せられます。
花粉症は、単に鼻や目の問題ではなく、自律神経や免疫バランスの乱れが深く関係している症状です。
今回は、花粉症が起こる原因から、鍼灸整骨院でできる施術法、そしてご自宅でできるセルフケアまで詳しくご紹介します。
花粉症の原因とは? 〜免疫の過剰反応がカギ〜
花粉症は、体内に入った花粉(アレルゲン)に対して、体の免疫が「異物だ!」と過剰に反応してしまうことで起こります。
具体的には、以下のようなメカニズムです。
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花粉が鼻や目の粘膜に付着する
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免疫細胞(IgE抗体)が花粉を「敵」と認識
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ヒスタミンなどの化学物質が放出される
-
その結果、くしゃみ・鼻水・鼻づまり・かゆみなどが起こる
本来、免疫は体を守るための大切な働きです。
しかし、生活習慣の乱れ・ストレス・腸内環境の悪化・自律神経のアンバランスなどがあると、免疫のバランスが崩れ、必要以上に反応してしまうのです。
つまり、花粉症の根本的な原因は「体質の乱れ」や「防御反応の過剰」にあるといえます。
ここにこそ、東洋医学の視点からのアプローチが効果を発揮します。
鍼灸で花粉症を整える 〜自律神経と免疫の調和〜
東洋医学では、花粉症のようなアレルギー症状は「気(エネルギー)」と「血(栄養・巡り)」のバランスが乱れている状態と考えます。
特に「肺」「脾(消化器)」「腎」の働きが関係します。
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肺:呼吸や皮膚、粘膜を司り、外からの刺激に対してバリアの役割を持つ
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脾:食べたものからエネルギーをつくり、免疫を支える
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腎:体の根本的なエネルギー源であり、免疫力の土台
これらの働きが低下すると、体の防御力が弱まり、外部刺激(花粉など)に過敏に反応しやすくなります。
三国ヶ丘鍼灸整骨院で行う花粉症への施術
当院では、花粉症に対して次のような施術を組み合わせて行います。
① 鍼灸による自律神経調整
鼻づまりや目のかゆみなどは、自律神経の「交感神経」と「副交感神経」の切り替えがうまくいっていないサインでもあります。
鍼灸では、首や肩、頭周り、背中などにあるツボを刺激し、自律神経のバランスを整えます。
代表的なツボ:
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迎香(げいこう):鼻づまり、くしゃみに効果
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印堂(いんどう):眉間の中央。目のかゆみ・頭重感に
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合谷(ごうこく):手の甲のツボ。鼻の通りを改善
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風池(ふうち):後頭部のツボ。頭痛・鼻詰まり・自律神経調整
これらのツボを的確に刺激することで、鼻粘膜の血流が改善し、鼻づまりや頭の重さが軽くなる方が多いです。
② 整体・矯正による姿勢バランスの改善
意外に思われるかもしれませんが、花粉症の症状には「姿勢」も大きく関係します。
猫背や巻き肩で首・肩周りがこっていると、血流やリンパの流れが滞り、鼻や喉の粘膜のむくみを悪化させます。
当院では、
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肩甲骨・頸椎まわりの可動域を広げる
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胸郭(肋骨まわり)の動きを改善
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呼吸をしやすい姿勢をつくる
といった整体・矯正を行い、呼吸機能と自律神経の安定をサポートします。
③ 耳つぼ・温熱療法によるリラックスケア
花粉症の時期は、自律神経が常に興奮状態にあるため、リラックスしづらくなります。
耳には自律神経を整えるツボが多くあり、「神門」「交感」「副腎」などを刺激することで、体の緊張をほぐし免疫の働きを正常化させます。
さらに、温灸(おんきゅう)やホットパックで首・背中を温めると、血流が良くなり、鼻の通りや頭の重だるさが改善します。
ご自宅でできる花粉症セルフケア
鍼灸・整体で体を整えるとともに、日常生活の中で少し意識を変えるだけでも症状の緩和につながります。
ここでは、誰でも簡単にできるセルフケアをご紹介します。
① ツボ押しで鼻スッキリ
指で軽く押すだけでも効果的なツボがあります。
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迎香(げいこう):小鼻の横を人差し指で軽く押す。呼吸が通りやすくなる
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印堂(いんどう):眉間を優しく円を描くように押す。目のかゆみや頭重感に
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合谷(ごうこく):親指と人差し指の骨の交わるくぼみ。鼻づまりやストレス解消に
それぞれ5秒ほど押して3回程度繰り返すと、血流が改善し症状が和らぎます。
② 体を冷やさない
冷えは免疫バランスを崩し、症状を悪化させます。
春先や秋でも朝晩は冷え込むため、首・お腹・足首を冷やさないようにしましょう。
おすすめは「首にスカーフ」や「お腹に腹巻」。
また、温かい飲み物(白湯・生姜湯など)で内臓を温めるのも効果的です。
③ 腸内環境を整える
腸は「第二の脳」と呼ばれ、免疫細胞の約7割が腸に存在します。
腸内環境が乱れるとアレルギー反応も起こりやすくなります。
発酵食品(納豆・味噌・ヨーグルト・ぬか漬け)を意識的に摂り、
食物繊維(野菜・海藻・きのこ類)もバランスよく取り入れることが大切です。
④ 深呼吸とストレッチ
花粉症の時期は無意識に呼吸が浅くなり、酸素不足や自律神経の乱れにつながります。
寝る前にゆっくりとした深呼吸を数回行い、首・肩・胸をほぐすストレッチを取り入れましょう。
特に「肩を回す」「胸を開く」動作は、鼻の通りや睡眠の質を高めます。
花粉症の時期こそ「体のメンテナンス」を
薬だけに頼るのではなく、自分の体を整えることこそが花粉症対策の基本です。
鍼灸や整体で自律神経・免疫を整え、日々の生活でセルフケアを続けることで、
「花粉が飛んでいても体調が安定している」状態を目指せます。
症状が強く出る方は、花粉のシーズンが始まる前から体を整えておくのがおすすめです。
三国ヶ丘鍼灸整骨院では、一人ひとりの体質や生活習慣に合わせた施術を行い、
花粉症に負けない体づくりをサポートしています。
まとめ
花粉症は「体の防御反応の過剰」から起こるため、
鼻や目だけを治すのではなく、体全体のバランスを整えることが重要です。
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鍼灸で自律神経・免疫を調整
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整体で姿勢と呼吸を改善
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耳つぼ・温熱でリラックス効果
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ツボ押し・食事・深呼吸でセルフケア
このように内側と外側の両面から整えることで、花粉症のつらさは確実に軽減できます。
もし毎年のように花粉症で悩まれている方は、ぜひ一度、三国ヶ丘鍼灸整骨院にご相談ください。
体質そのものを整えるサポートを行い、薬に頼らない自然な体づくりを一緒に目指しましょう。
三国ケ丘鍼灸整骨院
鍼灸師、柔道整復師
西本峻明
お電話でのご予約、ご相談はこちら ↓
10月に起こる体調不良の原因と対策について
10月に起こる体調不良の原因と対策
〜季節の変わり目に乱れやすい身体を整える〜
こんにちは。
大阪府堺市堺区の三国ヶ丘鍼灸整骨院、院長の西本です。
10月に入り、朝晩の空気がひんやりと感じられる季節になってきましたね。
この時期は「食欲の秋」「スポーツの秋」などと言われますが、同時に体調を崩しやすい季節の変わり目でもあります。
実際、10月になると当院にも「肩こりや頭痛がひどい」「身体がだるくて朝起きられない」「冷えを感じるようになった」といったご相談が増えてきます。
今回は、そんな10月特有の体調不良の原因や症状、そして鍼灸整骨院でできる施術やご自宅でできるセルフケアについて詳しくお伝えします。
10月に体調を崩しやすい主な原因
① 寒暖差による自律神経の乱れ
10月は日中と朝晩の気温差が10度以上になる日も珍しくありません。
人の身体は一定の体温を保つために、自律神経が体温調節を行っていますが、急な気温差が続くとこの働きが乱れやすくなります。
特に、
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朝は冷えているのに日中は暑くなる
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職場や電車内が冷房で冷えている
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夜は急に気温が下がる
といった環境の変化が、自律神経のバランスを崩す要因になります。
結果として、
「疲れが抜けない」「眠りが浅い」「頭が重い」「手足の冷え」「食欲不振」などの不調が起こりやすくなります。
② 空気の乾燥と肺の弱り
10月は湿度が下がり、空気が乾燥し始める時期です。
東洋医学ではこの季節を「燥(そう)」の季節と呼び、乾燥が肺や喉、肌、大腸に影響を与えるとされています。
そのため、
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風邪をひきやすい
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咳が出る、喉がイガイガする
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肌のかさつき
-
便秘
などの症状が現れやすくなります。
乾燥によって呼吸器が弱ると、身体全体の「気」の巡りも滞りやすく、倦怠感や息苦しさを感じる方も増えてきます。
③ 夏の疲れが残っている(秋バテ)
「夏バテはもう終わった」と思っている方も多いですが、実は10月は夏の疲れが表面化する時期です。
冷たい飲み物や冷房の影響で内臓が冷えていた方は、秋になって消化機能が低下し、胃腸の不調や体力の低下を感じやすくなります。
特に、
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胃が重たい
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食欲がない
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だるさや眠気
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むくみやすい
といった症状が見られたら、秋バテの可能性があります。
④ 気圧の変化による不調(気象病)
秋は台風が過ぎ去ったあとも、低気圧と高気圧が頻繁に入れ替わります。
この気圧の変化によって、頭痛・めまい・関節痛・古傷の痛みなどを訴える方が増えます。
気圧が下がると体内の血管が拡張し、脳の血流バランスが崩れることで頭痛やだるさが出やすくなるのです。
また、耳の奥にある「内耳」が敏感な人ほど、めまいや耳鳴りを感じることもあります。
10月に多い体調不良の症状
10月は、次のような症状を訴える方が多く見られます。
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慢性的な肩こり・首こり
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頭痛・めまい・耳鳴り
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倦怠感・集中力の低下
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冷え・むくみ
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不眠・寝つきの悪さ
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胃腸の不調(食欲不振・便秘・下痢)
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肌の乾燥・くすみ
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関節のこわばり
これらの多くは、自律神経の乱れと血流の悪化が根本にあります。
では、これらに対して鍼灸整骨院でどのようなケアができるのかを見ていきましょう。
三国ヶ丘鍼灸整骨院でできる施術
① 鍼灸施術で自律神経を整える
鍼灸は、自律神経のバランスを整え、血流を改善するのにとても有効です。
体調不良が続く方の多くは、「交感神経(緊張)」が優位になりすぎている状態です。
鍼やお灸を使ってツボを刺激することで、
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副交感神経(リラックス)の働きを高める
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血流を促進して冷えを改善する
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内臓の働きを活性化させる
といった効果が期待できます。
特に10月におすすめのツボは、
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合谷(ごうこく):頭痛・肩こり・ストレス緩和
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足三里(あしさんり):胃腸の調子を整える
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三陰交(さんいんこう):冷え・むくみ・自律神経の乱れ
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太衝(たいしょう):イライラ・気分の落ち込み改善
当院では、患者様一人ひとりの体質や症状に合わせてツボを選び、無理のない心地よい刺激で身体を整えていきます。
② 骨格・筋肉調整による血流改善
気温の変化によって筋肉がこわばると、血流が悪くなり、さらに自律神経が乱れやすくなります。
当院では、首・肩・背中・骨盤など全身のバランスを整えることで、滞っていた血流をスムーズにし、身体の内側から温かさを取り戻します。
特に、背骨の周囲には自律神経が集まっているため、筋肉の緊張を和らげることで神経の働きを正常化できます。
③ お灸・温熱療法で冷えを解消
10月は足元やお腹の冷えが始まる時期でもあります。
お灸や温熱療法で身体をじんわり温めることで、内臓の働きが高まり、免疫力アップにもつながります。
冷えが改善すると、
「手足の冷たさが気にならなくなった」
「朝起きるのが楽になった」
という方も多くいらっしゃいます。
ご自宅でできる10月のセルフケア
① 冷やさない生活習慣を意識
・寝る前は湯船にしっかり浸かる(38〜40℃で15分程度)
・靴下や腹巻きで下半身を冷やさない
・冷たい飲み物は控え、常温または温かい飲み物を選ぶ
身体を冷やさないことは、自律神経を整える第一歩です。
② 食養生で内側から整える
東洋医学では、秋は「肺」と「大腸」の季節。乾燥を防ぎ、潤いを補う食材を意識しましょう。
おすすめの食材:
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れんこん、長芋、里芋
-
なし、りんご、柿
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鮭、サンマなどの青魚
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はちみつ、白ごま、豆腐
また、胃腸を冷やさないために、スープや鍋料理など温かい食事を心がけましょう。
③ 軽い運動・ストレッチを習慣に
10月は涼しく、運動には最適な季節です。
ウォーキングやストレッチで筋肉を動かすと、血流が良くなり自律神経の安定にもつながります。
おすすめの簡単ストレッチ:
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朝起きたら背伸び+深呼吸
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肩甲骨を寄せる動きで猫背改善
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足首を回して冷え予防
④ 睡眠の質を整える
寝る直前までスマホを見ていると交感神経が高ぶり、眠りが浅くなります。
就寝1時間前は「スマホオフ・照明を落とす」ことで副交感神経を優位にし、質の良い眠りにつながります。
まとめ
10月は、気温差や乾燥、気圧変化など、身体にとって負担の多い時期です。
「なんとなく調子が悪い」「疲れが抜けない」と感じたら、それは身体からのサインかもしれません。
三国ヶ丘鍼灸整骨院では、
✅ 自律神経のバランスを整える鍼灸施術
✅ 血流を促す整体・骨格調整
✅ 冷えを改善する温熱療法
を組み合わせ、一人ひとりの体質や生活に合わせた施術を行っています。
季節の変わり目を快適に過ごすために、ぜひ一度身体のメンテナンスにいらしてください。
心と身体のバランスを整え、秋を元気に乗り切りましょう。
三国ケ丘鍼灸整骨院
鍼灸師、柔道整復師
西本峻明
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堺市堺区、三国ヶ丘鍼灸整骨院の10月産前産後ケアについて
10月の産前産後ケア
〜季節の変わり目にママの身体を整える〜
こんにちは。大阪府堺市堺区の三国ヶ丘鍼灸整骨院、院長の西本です。
10月は朝晩の冷え込みが強くなり、夏の疲れを引きずったまま体調を崩しやすい季節です。特に妊娠中や産後の女性は、ホルモンバランスの変化に加えて気温差や気圧の影響を受けやすく、体や心の不調を訴える方が増えてきます。
今回は「10月の産前産後の体調変化」について、鍼灸整骨院でできるケアと、ご自宅で実践できるセルフケア方法を詳しくご紹介します。
■ 10月は産前産後の身体が特に不安定になる時期
秋に入ると、気温の変化が大きく、身体が季節に順応するためにエネルギーを使います。さらに妊娠・出産に伴うホルモン変動や体の構造的な変化も重なり、バランスが乱れやすくなります。
◎ 妊娠中の方によく見られる不調
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朝晩の冷えによる足のむくみやだるさ
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寝起きの腰痛や背中のこわばり
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胃の圧迫感や食欲の変化
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気圧の変化による頭痛・めまい
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情緒の不安定・睡眠の質の低下
特に10月は寒暖差が大きいため、血管の収縮と拡張が繰り返され、自律神経の働きが乱れやすくなります。
◎ 産後の方によく見られる不調
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骨盤の歪みやぐらつき
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授乳や抱っこによる肩こり・腰痛
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冷えによる血流の滞り
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睡眠不足や倦怠感
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抜け毛や肌荒れなどの体質変化
産後は体が回復途中でありながら、赤ちゃん中心の生活リズムになり、心身ともに疲れが蓄積しやすい時期です。冷えと血流不足が重なると、回復が遅れたり、肩・腰の慢性痛が起こりやすくなります。
■ 鍼灸整骨院でできる「産前産後の秋ケア」
当院では、妊娠中や産後のママの身体に負担をかけず、自然な回復を促す施術を心がけています。
① 鍼灸による自律神経とホルモンバランスの調整
鍼灸は「血流を整え」「神経の働きを穏やかにする」効果があり、妊娠中・産後の体調管理に非常に有効です。
冷えやむくみ、頭痛、腰痛、睡眠の質の低下など、季節の変わり目に起こりやすい症状を根本から整えていきます。
【妊娠中におすすめのツボ】
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三陰交(さんいんこう):血流促進、冷え・むくみの改善
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太衝(たいしょう):イライラや情緒不安定を和らげる
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足三里(あしさんり):胃腸の働きを整え、倦怠感を軽減
※妊娠初期は刺激を控え、安定期以降に体調を見ながら行います。
【産後におすすめのツボ】
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関元(かんげん):体力回復、ホルモンバランスの安定
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気海(きかい):疲労回復、代謝促進
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合谷(ごうこく):肩こり・頭痛・ストレス緩和
お灸で温める施術も人気で、「お腹や足先がポカポカしてきた」と多くの方に喜ばれています。
② 骨盤矯正・姿勢調整
産後に歪んだ骨盤を整えることで、腰痛や股関節痛、体型の崩れを予防します。
当院では産後1〜2ヶ月以降の安全な時期に、負担をかけずに骨盤の位置を整えるソフトな施術を行います。
骨盤周囲の筋肉(特に腹筋・骨盤底筋・殿筋)を緩めてから正しい位置に戻すことで、姿勢改善や代謝アップにもつながります。
また、妊娠中に反り腰になっていた方は、背中や腰の緊張を取ることで呼吸が深くなり、リラックス効果も期待できます。
③ 肩こり・腰痛の緩和
授乳や抱っこによる慢性的な肩・腰の痛みには、手技療法や温熱療法を組み合わせてアプローチします。
筋肉の深層部までしっかりと血流を促し、コリを和らげることで、痛みを軽減しながら姿勢も整えていきます。
「育児で整体に通う時間がない」という方も、短時間で体が軽くなる施術を提供しています。
■ ご自身でできるセルフケア方法
産前産後の時期は「無理をしないこと」が何より大切ですが、毎日のちょっとした意識で体調は大きく変わります。
ここでは、10月におすすめのセルフケアをご紹介します。
① 身体を冷やさない工夫を
冷えは妊婦さんや産後ママの大敵です。特に「足首」「お腹」「腰」を冷やさないように心がけましょう。
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靴下は重ね履きやレッグウォーマーを活用
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温かい飲み物を常備(白湯・しょうが湯など)
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お風呂はシャワーで済ませず湯船に浸かる
ぬるめ(38〜40℃)のお湯に10分ほど浸かるだけで、自律神経が整い、血流が改善されます。
② 骨盤を整える簡単ストレッチ
■ 骨盤呼吸ストレッチ
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仰向けで膝を立て、両手をお腹に置く
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鼻からゆっくり息を吸い、お腹を膨らませる
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口から息を吐きながら骨盤を床に押し付けるように動かす
これを1日3セット行うだけで、骨盤周囲のインナーマッスルを刺激できます。
■ タオルを使った骨盤リセット
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バスタオルを丸めて骨盤の下に敷く
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仰向けで1〜2分リラックス
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骨盤の傾きを整えるようにゆっくり呼吸
産後の骨盤ケアにも効果的です。
③ 肩・腰を楽にするセルフマッサージ
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肩こり:鎖骨の下を指先で優しく押しながら深呼吸
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腰痛:お尻の外側(中殿筋)をテニスボールで軽くほぐす
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ふくらはぎ:足首から膝に向かって手のひらでゆっくりさする
筋肉を強く押す必要はありません。痛気持ちいい程度の刺激で十分です。
④ 栄養と水分補給
産前産後の身体は鉄分・カルシウム・たんぱく質が不足しがちです。
・魚や豆腐、卵などのたんぱく質
・小松菜やひじきなどの鉄分
・発酵食品(味噌、納豆、ヨーグルト)
を意識的に摂るようにしましょう。
また、冷たい水ではなく「常温〜温かい水分」をこまめに取ることで、代謝と母乳の出も良くなります。
⑤ 睡眠とメンタルケア
季節の変わり目は日照時間が短くなり、気分が沈みやすくなります。
睡眠の質を高めるために、
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寝る前にスマホを見ない
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温かいお茶やハーブティーを飲む
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軽くストレッチをしてから就寝する
ことをおすすめします。
「ちゃんと寝ないと」と焦らず、短時間でも深い休息を意識しましょう。
■ 産前産後ケアは「今の自分を大切にする時間」
10月は気候が安定するように見えて、実は心身に負担がかかる時期です。
妊娠中・産後の女性にとっては、体を労わることが何より大切です。
三国ヶ丘鍼灸整骨院では、
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妊娠中の体調管理
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産後の骨盤矯正
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肩こり・腰痛の緩和
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自律神経・ホルモンバランスの調整
など、ママの身体をトータルでサポートしています。
施術はすべてお身体の状態に合わせたオーダーメイドで行い、安全でリラックスできる環境を整えています。
「最近冷えやすい」「体が重い」「産後の腰がつらい」など、どんな小さな悩みでもお気軽にご相談ください。
■ まとめ
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10月は寒暖差と気圧変化で体調を崩しやすい
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妊娠中は冷え・むくみ・頭痛、産後は腰痛・肩こりが増える
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鍼灸で血流・自律神経を整え、整骨で骨盤や姿勢を調整
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セルフケアは「冷え対策」「骨盤ストレッチ」「栄養・睡眠」がポイント
体と心のバランスを整え、穏やかな秋を過ごせるよう、今の自分を大切にケアしていきましょう。
三国ケ丘鍼灸整骨院
鍼灸師、柔道整復師
西本峻明
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